織田裕二さん主演のドラマ「ダブルエッジ~甦った男」は、情報を知った時から「観たら感想書こう!」と楽しみにしていました。
車椅子の刑事と自閉症の捜査官。ふたりが出会い共に行動することで、どんな変化が訪れるのか。とても興味が湧いたのです。
- くどくない演出に好印象
- 特性や生活をさりげなく描写
- ワンシーンからも分かる人物像
- 多様な要素を含む内容
- 伝えたいことが明確
以上について感想を書いています。
淡々とした雰囲気の展開は、物足りなさを感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、過剰な演出が苦手な私には心地良かったです。
時間をかけ過ぎず的確に表現することは、テンポの良さにもつながって、観る人を飽きさせることなく引き込むことにもなりますよね。
自閉スペクトラム症の特徴や日常的に車いすを使用する人の生活などを、分かりやすくさらりと描いていたように思います。
織田さん演じる刑事が、手だけで操作できる運転補助装置付きの福祉車両を、移動に使用している様子も描かれていましたね。
このドラマの場合は、症状や障害そのものがテーマではないので、深く突っ込んでいないのが、かえって良いと感じました。

放送前に公開されていたドラマのワンシーンの写真を見て描いたイラスト。
小野花梨さん演じる捜査官の表情(無表情)、立ち姿(直立不動)、カバンの掛け方(こだわり?)などから、人物像がうかがえます。
メインテーマである郡司孝介の「人生の再生」と阿久都華瑠の「可能性の発展」の描写だけでなく、様々な要素が凝縮されています。
華瑠の良き理解者で温かく見守る妹、孝介を支え応援する息子と妻、警察のやり方に対して憤り一致団結して捜査に当たる一課の面々、など盛りだくさんの内容。
記事の冒頭でも書いたように、私が一番注目したのが、ふたりが出会い共に行動することで、どんな変化が訪れるのか。
以前できていたことが突然できなくなった時、または、ハンディキャップがあるためできないと考えた時、人は希望を手放しがちです。
ほんとうにできないのなら仕方がないけれど、自分で制限をかけたり、他人にできないと決めつけられて諦めるのは、もったいないですよね。
でも、できるかもしれないと思えるようになるのは、簡単なことではないのかもしれません。
物や人との出あいが、きっかけの一つになるのではないでしょうか。人生で「何に出合うか」「だれに出会うか」は、とても重要だと思います。
郡司刑事と阿久都捜査官が出会えて、ほんとうに良かった。必要としてもらえる、認めてもらえるということは、前に進む力になりますものね。
特別困難な状況になくても人は迷うものだから、そんな時に道しるべとなるドラマだなと思いました。
劇伴や場面の見せ方が、映画のようなスケール感があると思ったので、もし、続きを作っていただけるなら、スペシャルドラマで観たいです。
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